赤ちゃんを可愛く撮るには単焦点レンズを買ってみよう

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

赤子との出会い

先週の土曜日、妻を伴って古くからの友人の家へ遊びに行き、友人のお子さんを愛でて写真を撮らせてもらいました。

P4080001.jpg

E-M1MarkⅡ+M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

従兄弟の赤子たちとは何人か触れ合ったことがありましたが、友人の赤子と席を同じくする機会は今回が初めて。

そのあまりの可愛さに夫婦揃って骨抜きになりながら、小学生低学年からの友人が子どもを育てているのを見て、自分もこんなに年をとったのだなぁと感慨深いものがありました。

そして親戚の子どもがヨダレ垂らしているのを見て、「きったねぇなぁ……」と思っていましたが、不思議と友人の子どものヨダレは愛おしい。
こんなこと思うのは自分だけだろうかと妻に聞いてみたところ、全く同じことを考えていたようで。……なんでだろうか、不思議ですね!

夫婦揃って赤子の取り扱いに慣れていなかったので、抱きかかえるのもおっかなびっくり。
抱っこさせてもらって部屋の中を歩き回るのにも、無意識に上下の振動を与えぬよう、すり足で移動するありさまですよ。
それにしても赤子がこれほど可愛いものだとは!

赤子撮るなら明るい単焦点レンズがおすすめ

今回、友人の家にはOM-D E-M1 MarkⅡに単焦点レンズのM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を装着して持っていきました。

赤ちゃんを可愛く撮るときには開放F値が小さい単焦点レンズが大活躍します。
というのも……

開放F値が小さいので、前後が大きくボケる

単焦点レンズはカメラのキットレンズでよくあるズームレンズに比べて開放F値が大幅に小さいのが特徴です。

F値が小さいとそれだけピントが合った部分の前後が大きくボケる写真を取ることができます。
デジタル一眼レフカメラで撮ったボケの多い写真を見て、こんな写真が撮れるのならば!とカメラを買ったはいいけれど、いざカメラを買って撮ってみると思っていた写真と違う……となったときはレンズが原因です。

カメラをレンズセットで購入したときに付属しているズームレンズは大抵開放F値が大きく、いくら開放で撮ってもボケの量が少ないんです。
絞りを開放にして精一杯ズームしたところで撮影すればボケも発生しますが、そのボケ量は開放F値が小さい単焦点レンズには遠く及びません。

赤ちゃんをふんわりと可愛く撮るために前後のボケを多くして写真を撮りたい!と思う方には単焦点レンズを強くおすすめします。

camelife.biz

室内の少ない光量でもシャッタースピードが稼げる

カメラのレンズには「羽根」と呼ばれる絞りと呼ばれる光量を調整する機構が付いています。

この羽根部分を開けたり(絞りを絞る)、大きくしたり(絞りを開ける)してデジカメ本体の撮影素子部分に当たる光の量をコントロールして写真を撮ります。

写真の明るさは、この絞りの量とシャッタースピードとISO感度で決まってきます。

絞りを絞ると(F値が大きいと)、デジカメ本体の撮影素子部分にあたる光量が小さくなるので、それを補うためにシャッタースピードが遅くなります。

暗い部分で手ブレしているような写真を量産した経験は誰しも経験しているところではあると思いますが、それはたいてい光量が足りていなくてシャッタースピードが遅くなってしまったことが原因です。

光量が少ない状態でシャッタースピードを手ブレ(or 被写体ブレ)しない程度に早くしようとすると、ISO感度(カメラが光をとらえる能力を表す値)を上げなければいけないのですが、ISO感度を高く設定すればするほど写真にノイズが出てきて画質が低下してしまいます。

赤ちゃんを撮影するときのシチュエーションは室内が多く、室内は屋外に比べて光量がかなり少ないです。
そこで活躍するのが、開放F値が小さく、よりカメラの撮影素子に多くの光を届けることができる単焦点レンズです。

写真を撮るときに「ちょっと動かないでね?」と言って止まってくれる大人と違い、赤ちゃんはカメラを構えていても自由気ままにうごうごと動き回ります。
単焦点レンズを使うと、暗い室内でもある程度ISO感度を上げず(画質を犠牲にせず)にシャッタースピードを稼げるのでオススメなのです。

qoogiver.main.jp

子どもが生まれたからカメラを買ってみようかなという人に

いままでカメラに興味がなかったけれど、子どもが生まれたことを機に「ちょっといいカメラを買って、子どもの成長を写真に撮って行きたい」と思うお父さん・お母さんも多いことかと思います。

今はスマートフォンのカメラも性能がかなり良くなってきたので、スマホの写真でも記録写真として残す分には十分と感じるかもしれませんが、我が子の成長をより綺麗に残したいと思うのが親の情。

コンパクトデジタルカメラも、今や大きくボカして写真を撮ることができる機種があったりしますが、レンズ交換式のカメラを初めて買い求める方に僕がオススメするのは、カメラとレンズの組み合わせがコンパクトに収まるマイクロフォーサーズのカメラとレンズです。

レンズ交換式のデジタルカメラ本体には、大きく分けてセンサーサイズが大きい順に中判・フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズといった規格があります。

www.crowdsourcing-info.com

センサーサイズが大きい方が、ISO感度を上げても画質の低下が少なかったり、階調がより豊かに表現できるといった利点があるのですが、いかんせんセンサーサイズが大きくなると、カメラ本体もレンズも大きく高価になっていくという欠点もあります。

せっかくいいカメラを買っても、その大きさと重さに辟易して普段持ち歩くのが億劫になってしまうのは勿体無いので、ちょっとカメラを始めてみようかなと思う人には軽量コンパクトなマイクロフォーサーズのカメラ本体とレンズの組み合わせをオススメします。

ちょっと前までオリンパスのマイクロフォーサーズ最先端フラグシップ機であったE-M1も今ならば中古で5万円以下という破格の価格で購入できます。

中古のE-M1に、安価ながらも「ファミリーポートレートレンズ」として描写に定評のある単焦点レンズM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8あたりを着けて撮影してみると、画角は少し狭いかもしれませんが、総コスト8万円以下で軽量コンパクトながらも綺麗な写真が撮れる環境が構築できるのではないかと思います。

タイトルとURLをコピーしました