9月も終盤となり、朝晩はだいぶ肌寒くなって早くも一部の木が紅葉を始めたここ北海道。いよいよ夏が終わって秋に突入した感じがします。
秋といえば食欲の秋・芸術の秋と評されますが、僕にとっての秋とは琴似発寒川に遡上してきたサケを撮影しにいく季節です。

琴似発寒川で、遡上してきたサケを発見
札幌市内を流れる琴似発寒川。
市街地に位置しながらも色々な生き物を観察できる川として、僕の中で気軽に行って楽しめるお気に入りスポットの一つとなっています。
川沿いに水面を観察しながら歩いていると、対岸に遡上してきたサケを発見しました。
どうせなら、一昨年にサクラマスを撮ったように川をジャンプしながら力強く遡っていく光景を撮りたかったのですが、いくら待てどもこれ以上、上流に行く気配がありません。
TG-5で水中撮影
いくら待てども上流に遡る気配がないサケたち。
そこでジャンプ写真を撮るのは諦めて、防水コンパクトデジタルカメラのオリンパスTG-5を水中に沈めて直接撮る作戦に切り替えました。
先日、TG-4から買い替えたTG-5。
TG-4に比べると、有効画素数が1600万画素から1200万画素に抑えられたことで、高感度撮影時はもちろ通常撮影時にも画質が良くなっていたり、細々とした操作感が良くなっていたりと買い替えに大満足した機種です。
またこのカメラは水深15mの防水性能があるので、ハウジングケースを着けなくても水中に沈めて撮影することができます。
ということで、川の対岸に回り込んでサケがいるあたりにそっとTG-5を沈めて撮影してみました。
……我ながら驚くくらいに良く撮れた。
札幌の市街地を流れる川にもサケが遡上してきて、次世代に命をつなぐ営みを繰り広げている様子を伝えたくて、カメラレンズ部分の半分を水面から出して、地上・水中の療法を一緒に撮影してみました。
水中から差し込む光を浴びるオスのサケ。
水中にカメラを完全に沈めてしまうと、カメラ本体の背面液晶が反射により全く見えなくなってしまうので、だいたいこのくらいの角度で撮るとこう映るだろうということを試行錯誤しながらたくさんの枚数を撮ります。
顔面を拡大して撮ってみたところ、傷がたくさんありました。
海からここまで遡上してくることの苦労を感じさせます。
左がメス。右がオスです。
近くにカメラを沈めたらサケが逃げてしまうのではないかと思っていたのですが、意外にもそんなことはありませんでした。
よくヒグマがサケを川から放り出して食べる光景があり、よくそんな器用なことができるなと今まで思っていたのですが、産卵時期に川に遡上してきたサケは案外逃げないんだなと身をもって知ることができました。
TG-5で水中動画撮影
TG-5で動画も撮影してみました。
TG-5はコンパクトながらも4Kムービーやハイスピードムービー、タイムラプス動画が撮れるのでとっても便利です。
以下の記事では、TG-5でアリの結婚飛行をハイスピードムービー撮影しています。
ブログを更新しました。 #はてなブログ
【琴似発寒川】発寒川緑地で昆虫撮影。アリの結婚飛行に立ち会う。 – コリラックマに恋する男子の写真練習帖https://t.co/UMM0VCZiWL— mad (@madhatter8708) 2018年8月11日
タイムラプス動画は未だ撮影したことがないので、今度撮ってみます。
まとめ
TG-4やTG-5を持っていながら、今まで水中写真を撮る機会があまりありませんでした。
しかし今回サケの水中写真や動画をTG-5で撮ってみたところ、こんなに手軽に綺麗な水中写真を撮ることができてTG-5の凄さを実感です。
フィールド撮影で大活躍するコンパクトデジタルカメラですね。