実はきのう僕の誕生日でして、めでたく30歳となりました。
30歳を迎えると今度はどうしても40歳が意識にあがってきてしまい、自分がやりたいことや成し遂げたいことを意識して日々を過ごしていかないと、あっという間に年だけ重ねてしまう気がして若干の危機感を覚えています。
それはさておき昨日の日曜日、おなじみの宮丘公園と発寒川緑地へ昆虫の写真を撮りに行ってきました。
宮丘公園
ベニシジミ
ムラサキツメクサを訪れたベニシジミ。
トガリハチガタハバチ?の幼虫
オオイタドリの葉の上に、黒地に白水玉というポップな模様の幼虫が丸くなっていました。
なんとも草間彌生っぽい柄の幼虫ですが、おそらくトガリハチガタハバチの終齢幼虫かと思われます。
シベリアカタアリ
園内の階段を登っていると、小さなアリが蛹を持って移動しているところに出くわしました。
どうやらコンクリートの隙間部分が巣の出入り口となっているようです。
肉眼でみても気づかなかったけれど、写真を撮ってみると腹部に4つの斑紋が見えます。
最初はヨツボシオオアリかなと思ったんですが、ヨツボシオオアリにしては小さすぎるし、頭と胸がザラザラしてるし、胸は赤いしで調べてみたところシベリアカタアリでした。
トガリハチガタハバチ・ベニシジミ・シベリアカタアリを撮影したあたりで、何度もスズメバチに追い回されて煩わしくなってしまったので、滞在時間30分ほどで宮丘公園をあとにして、開けてスズメバチがあまりいなさそうな発寒川緑地に移動しました。
今年から使い始めたカメラバック↑が黒いのが行けないのか、今年はやたらスズメバチに襲われてしまいます。
大容量かつ使いやすいバックなので、もう少しカラーバリエーションがあると嬉しいのにな。
発寒川緑地
※この写真のみX-T2で撮影しています。
テントを張ってBBQを楽しむ家族連れで賑わう発寒川緑地。
負けていられないので虫を探しに単身乗り込んでMMQしてきました。
※MMQ(もっとむしをくれ の略)
ヒナバッタ
河原の草地にはバッタがたくさんいます。
写真はおそらくヒナバッタ。
2枚ともOM-D E-M1 MarkⅡのFocus BKT(深度合成)機能を使用して手持ち撮影しました。
被写界深度の深いマクロ写真を撮りたいと思って絞りを絞り込むと、光量が足りずにシャッタースピードが稼げずブレてしまいます。
フラッシュを使って絞り込めばいいんでしょうが、自然光で撮りたいときもある。
そんなときに便利なのがこの深度合成機能で、ピントがあっている部分を合成することで絞らずに被写界深度の深い写真を撮ることができます。
ちなみに上の写真はf/4.5で撮影しているんですが、バッタのほぼ全身にピントが合っているように見えますよね。
葉っぱの上に止まっているような虫は、風があるときは揺れてしまうので少しむずかしいですが、地面に止まっている虫なら手持ちで十分撮影できます
ヒメクサキリ
手で掴んでみると心配になるくらい柔らかい体をしているヒメクサキリ。
2枚目の顔面アップは前述の深度合成機能を使って撮影しました。
顔面アップにしてみてみると、皮膚が薄いからか血管のようなものが透けて見えてちょっと気持ち悪いかも。
コバネイナゴ
たぶんコバネイナゴ。
これも深度合成機能を使って撮影しました。
蛾の一種
ムラサキツメクサに吸蜜に来ていた蛾の一種。
遠目にみたときセセリチョウかなと思いましたが、近くでみたら蛾でした。
アカスジカメムシ
セリ科植物の花序にはアカスジカメムシがたくさんついていました。
「食べてもまずいよ」という警戒色なんでしょうか、毒々しい見た目をしています。
ヘリカメムシ
キク科の花にはヘリカメムシが来ていました。
スタイリッシュな見た目のカメムシです。
シオカラトンボ
川沿いの湿地にある水たまりにはシオカラトンボがいました。
コオニヤンマ
目と口周りに若干の負傷が見られるコオニヤンマ。
手負いの状態だからか、ヤンマらしからぬ大人しさでじっくりと写真を撮ることができました。
2枚目の写真が深度合成撮影した写真です。
ミヤマアカネ
とにかく赤いミヤマヤンマです。
2枚目の写真は、飛び立つところをプロキャプチャーモードで捉えようとしたのですが、動きが早すぎてちょっと残念な感じになってしまいました。
未だに昆虫撮影であまり使いこなせていないOM-D E-M1 MarkⅡプロキャプチャーモード。せめてピントだけでもしっかりと合えばそれなりの写真になるのかしら。
ニホンカナヘビ
最後の一枚は虫じゃないけれど、ニホンカナヘビ。
尻尾切りをした個体のようで、尾の先端部分が欠落していました。
むかしニホンカナヘビを飼っていたんですが、慣れてくると人懐こくてなんとも可愛いトカゲです。