スノーシューで雪中の森のなかを自由に歩き回る快感!

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部屋にこもる機会も多くなり運動量が減ってきてしまうこのシーズン。みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

今年でもう三十路にさしかかろうとしているこの体ゆえ、油断しているとあっという間に色々なところに肉がついてくるようになってきてしまいました。
酒をきっぱり止めれば一気に痩せそうな気もしますが、仕事終わりに晩酌するのが働く生きがいみたいになってしまっているので断酒は無理です。

酒も飲みたいし好きなものも食べたいとなると、あとはしっかりと運動するしかないよねってことで、昨日はおなじみの札幌市宮丘公園へスノーシューを持って遊びに行って5時間ほど雪を踏み分けながら散歩してきた次第です。

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なお、僕はいつもこの安いスノーシューを使ってストック無しで遊びに行ってます。
本気で登山するならまだしも、健脚な方であれば少しアップダウンのある場所を散策する程度ならストック無しでいけます。
2シーズン使っていますが、今のところどこも壊れる気配なしです。

 

手稲山の裾野にある宮丘公園。
今の時期になると雪が降り積もって人気もあまりないので、歩くスキーやスノーシューを使った格好の雪遊び場となります。
スキーやスケートといったものを嗜まない僕が唯一親しんでいるウィンタースポーツはスノーシューでの山歩き。

歩くスキーやスノーシューで遊んでいる人たちを眺めると、だいたい皆さんご年配の方々で下手したら僕が最年少なんじゃないかという思いにとらわれます。
みんなおいでよ!楽しいから!

 

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スノーシューを履いて雪の森のなかに遊びに行くと、夏の間は藪が茂って通れないようなところにガンガン入っていけるのが楽しくて病みつきになります。
どこに踏み出すのも自由。
自分の道は自分で開拓していくぜ!と、やたらフロンティア精神が全面に出てきます。

そしてなによりこの時期は虫がいないのが快適。
虫は大好きなんですが、大きい毛虫が不意に頭に落ちてきたり、カ・アブ・ブユ・スズメバチにたかられるのはあまり好きではありません。
冬は生き物が少なくて若干寂しくなりますが、余計なことに邪魔されずに散策できるのはこの季節ならではの良いところです。

 

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最近、僕の中で流行っている動物の足跡をひたすら追っていく一人遊び。
これはキタキツネの足跡ですかね。ほかにもエゾリス・エゾシカの足跡を発見しました。
動物の足跡を辿って歩くと、「ほう、やつらはこういうルートを選ぶのか」と彼らの習性を学ぶ良い勉強になります。
彼らに感情移入しすぎた結果、人の足音が遠くから聞こえてきたのでトドマツの林に逃げ込んで身を隠すというよくわからない行動まで撮るようになります。
なお足跡トラッキングはうまく行けばこんな感じに寝床までたどり着くこともできます。

札幌市内の宮丘公園で野生のエゾシカを撮影
スノーシューシーズンの終わりを惜しむかのように毎週通っている宮丘公園。 先週訪れた際には、野鳥を撮りながら雪面に残っていたエゾシカの足跡を延々と辿っていったところ、エゾシカの寝床らしき場所を発見しました。周囲が見渡せる小高い位置にある...

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それにしてもこの時期の森の中は静かです。

夏には風で木の葉が揺らぐ音であったり、耳元で飛び回る蚊の羽音であったり、セミやバッタの鳴き声であったり、道端の藪の中をニホンカナヘビやヤブサメが移動する音であったりと結構騒がしいんですが、今の季節は木の葉も落ちて、雪が雑音を吸収するのでしょうか、聞こえてくるのはカラ類の鳴き声と自分が行きを踏みしめる足音のみです。

人間で不思議なもので、目や耳から入ってくる情報量が少なくなってくると五感が研ぎ澄まされてくるんですよね。普段聞こえない音であったり、気づかないような匂いをかんじたりします。

そんな状況に身をおくと、月並みな表現ですが日々の雑音に紛れた忙しい暮らしから離れられた幸福感を感じます。
定期的にこのような場に身をおかないと五感がどんどん鈍感になっていくのを感じているので、積極的に1人でこういう場所に行くようにしていますね。

 

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あと、冬は空気が澄んでいるせいか散歩して呼吸するだけで気持ちよく、また写真を撮っても遠景までスッキリと写る気がします。

『赤毛のアン』の作者であるモンゴメリが「自然の中にいるときは孤独を感じないが、人の中にいるときは孤独を感じる」という感じの名言を残していましたが、この言葉にすごく共感しますね。

都会の雑踏で孤独を感じたら、スノーシューを履いて雪降り積もる森の中に1人で遊びに行くことをおすすめします。

使用カメラ&レンズ

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