職場で広報系の仕事を任されたり、おかまバーへ行ったりで、人の写真を撮る機会が多かった最近。
人物写真の撮影は、たしかに面白いし勉強になるんですが、いかんせん一発撮りの要素が強く、失敗できないプレッシャーが半端ないです。
そんなプレッシャーからの反動からか「虫や植物を撮りに行きたい」という思いが募って、自分の中も臨界点を超えてしまったので、昨日は宮丘公園に撮影に行ってきました。
OM-D E-M5 Mark2を買ってから持ち出す機会が減ってしまったNikonのD7100と、Micro Nikkor 60mmを引っさげての撮影です。
宮丘公園へは、雪がないシーズンには農試公園を通っている琴似発寒川を遡上する形で自転車を走らせて向かいます。
道中、エゾシロチョウの幼虫の大群に葉を食べ散らかされている木が一本あって、通るたびに様子を眺めていたんですが、今回通りがかってみると幼虫の数はかなり減って、早くもいくつか蛹がいくつかぶら下がっていました。
季節の移り変わりを感じる瞬間です。
無事、宮丘公園に着いて芝生広場から写した一枚。
ミラーレスカメラに慣れ親しんでしまうと大きくて重たいけれど、さすがのMicro Nikkor 60mm。キレキレの解像感です。
園内を散策していると、ヤマキマダラヒカゲが地面から吸水をしていました。
D7100を地面に置き、ほぼノーファインダー状態で撮影。
こういうローアングルからマクロ撮影するときは、カメラにはやはりチルト式の背面液晶画面が欲しいですね。
タンポポの綿毛。
ベニシジミ。
シジミチョウの仲間は、小さいですがメタリックな色彩を持つ種が多く、僕が好きな蝶たちです。
花の盛りを少々過ぎたツツジを眺めていたら、葉に食痕を発見したので注意深く見てみるとヒメヤママユの幼虫がいました。
こいつ、ツツジの葉も食うのかと感動した瞬間です。
それにしてもイモムシやケムシが一定のリズムで頭を動かして葉っぱを食べているところを見ていると、ついつい夢中になってしまって時間が経つのを忘れてしまう。
そんなイモムシの食事風景フェチであるmad、この幸せを家でも味わいたいと思い、カイコを部屋で飼うことを妻に提案したら速攻で却下されました。
ハエトリグモの一種。
足が短めでずんぐりむっくりな体型なので、他のクモよりも可愛らしい印象を受けます。
成体のまま越冬する蝶であるクジャクチョウの羽。
残雪が残っている中で、春先に真っ先に飛び始める中型の蝶なので、虫が少ない時期に色鮮やかなこの蝶を見かけるとテンションが上ります。
縄張り意識が強いのか、近くに別な蝶が来ると、凄い勢いで付きまとって追い払っていました。
3週間程前には、聞こえるか聞こえないか程度だったセミの声も、この日(2016年5月29日)は大合唱状態でした。
まるで夏のようです。
園内ではいたるところで羽化したてのみずみずしいセミを見つけることができます。
なんかホワホワして警戒心の薄い小さいエゾリスを発見。
仔リスかしら。
めちゃくちゃかわいい……
シダとコケと。
この日は9時半(ドラゴンボール超が終わる時間)に家を出て、帰ってきたのが15時過ぎ。
毎度のことですが、移動時間を抜くと4時間くらいは公園内でウロウロしています。
すっかり人物撮影で疲れた頭もリフレッシュすることができました。
それにしても、毎週のように通っていて飽きないのが我が事ながら凄いと思う。
宮丘公園、これからも末永くよろしくお願いします。