スノーシューシーズンの終わりを惜しむかのように毎週通っている宮丘公園。
先週訪れた際には、野鳥を撮りながら雪面に残っていたエゾシカの足跡を延々と辿っていったところ、エゾシカの寝床らしき場所を発見しました。
周囲が見渡せる小高い位置にあるトドマツ林のなか。
その日はエゾシカに出会うことはできなかったのですが、野生のエゾシカ撮影をするチャンスだと思い、昨日の土曜日はいつもより早起きして宮丘公園に行ってきました。
先週見つけたエゾシカの寝床に向けて、まだ新しいような足跡が続いていました。
これはもしかするといるかもしれない!
そう期待しながら寝床にむけてゆっくりと歩みを勧めた瞬間、トドマツ林のなかでなにか大きい物が動きました。
どこに鹿がいるかわかりますか?
上の写真を一部拡大。
立派な角をもった雄のエゾシカがこちらをじっと見つめていました。
野生のエゾシカにここまで近寄った経験は初めてだったので、ましてや雄鹿なので、万が一にも突進してきた時の避難方法を考えながらこちらも見つめ返します。
めちゃくちゃこっち見てる。
ゆっくりと時間をかけて、少しずつ近寄っていきます。
最初はこっちから目を離さないくらい警戒されていたんですが、黙ってじっとその場にい続けたら、少し警戒が解けたのか、よそ見をするようになってきました。
ゆっくりと40分ほど時間をかけて15m前後の距離まで近づくことができました。
この精悍な顔つき!
以前、円山動物園で撮影したエゾシカのリラックスしきった表情とは別物です。(下の写真)
こんな住宅街近くの公園でエゾシカが撮影できるとは…
日頃通い続けた甲斐があったというものです。