先日、とうとう冬のボーナスなるものが支給されました。
魔が差してフルサイズ機が欲しくなったりもしましたけれど、D750がmadを誘惑してきましたけれど、フルサイズ用のレンズがほとんどない現状を鑑みたところ、少々冷静になりました。
やはりカメラボディが良くても、そのスペックを活かしきるようなレンズがないと宝の持ち腐れですものね。
……と冷静になったところで、レンズを2本購入しました。
ぜんぜん冷静になってない!
ということで、今回は2本買ったレンズのうちの1本を紹介したいと思います。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
なぜマイクロフォーサーズにしたか
ここでまさかのマイクロフォーサーズレンズ購入。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
フルサイズ換算で18-36mmの画角をカバーする広角ズームレンズです。
超広角レンズが欲しかったんだよ!
でも、D7100で超広角を得ようとすると
TAMRON 超広角ズームレンズ SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII
とか
SIGMA 超広角ズームレンズ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
とか重厚感たっぷりなレンズになってしまって、普段持ち歩く機会が減ってしまうんじゃないかという危惧があったのです。
そしてAPS-C専用なので、将来的にフルサイズ機に移行した際に使えなくなるなー、嫌だなーとも思ったんです。
そんなこんなで、超広角ズームレンズを比較していたところ、行き当たったのがマイクロフォーサーズ規格のM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6だったんです。
どうせフルサイズで使えないなら、いっそのことマイクロフォーサーズで軽量コンパクト路線に走ってやろうと。
OM-D E-M5に装着した上記の写真を見てもわかるように、驚きのコンパクトさ!
しかもレンズ重量は脅威の155g!
主な仕様 M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 | M.ZUIKO | オリンパス
madが使っているマイクロフォーサーズ機OM-D E-M5に装着しても、ボディとレンズで500gちょっとしか重量がないのはすごいと思います。
マイクロフォーサーズの利点をフルに活かした、「あんた、わかってるねぇ…」とレンズの開発者を褒め称えたくなるような形状と、小さいながらもしっかりとした画質を目の当たりにして心が決まりました。
こんな写真が撮れます
さっそくこのレンズを付けて町中スナップ撮影にでかけてみましたよ。
カメラもレンズも小さいので、首からぶら下げてお散歩に持ち歩いても無骨な感じがしません。
なんとなくスタイリッシュ。
18mm(フルサイズ換算36mm)までズームできるんですが、今回はほとんど広角端9mm(フルサイズ換算18mm)で撮影してきました。
札幌駅の南口。
カメラのファインダーには、恐ろしいほど広がった光景が展開されていました。
肉眼でみるのとは別世界が広がっています。パースが付き過ぎてやばい。
やはりオリンパス、青が特徴的な色味です。
そして、レンズの周辺部まで像が流れず綺麗に解像してます。
…こいつはすげぇや!
同じく札幌駅南口にて鳩を追う少年。
カメラを水平に構えれば水平線もほぼゆがみません。
赤レンガテラス前。
そう、こういう奥の1点に吸い込まれていくような構図の写真が撮ってみたかったのです。
俺には見える!消失点が!
お店の前の花。
広角レンズ、ぐっと被写体に寄って撮ると幸せになれます。
縦横の線もほとんど歪みません。
嬉しくなってきて、調子こいて円山公園まで歩いて行き撮影したアカマツ。
幹にほぼ密着して見上げて撮ると、遠近感が強調されて面白い写真になりました。
大通公園のホワイトイルミネーション。
点光源も綺麗に描写されています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6の使用感
- とにかく軽量コンパクト(町中スナップ撮影にも最適)
- 少し絞れば画面の隅までシャープ
- ちょっとぐらいの逆光じゃフレアやゴーストが気にならない
まだ1日しか使ってませんが、この小ささでお手軽に高画質の超広角撮影ができる点に大満足です。
予算に余裕がある&多少レンズが大きくなっても構わないという人であれば、今年発売された、マイクロフォーサーズの広角域大三元レンズ
OLYMPUS 超広角ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
を買ったほうが幸せになれると思いますが、いまの自分にはこのレンズで十分です。
以上、「【超広角ズームレンズ】M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6のレビュー」でした。
次回はもう一本購入したレンズをご紹介しようと思います。