毎週末、天気が良ければどこに写真を撮りに行こうかと迷うこの季節。
そして結局、通い慣れた宮丘公園に行ってしまいます。
外食に行っても、いつも同じメニューを注文。
妻に「スティーブ・ジョブズか!」と突っ込まれるくらい気に入った同じ服を何枚も買ってしまうあたり、とことん冒険が性に合わないタチなんだなぁと思います。
(ここ数年、朝ごはんと昼ごはんのメニューは常に毎日同じです)
そんなわけで、先週の日曜日はおなじみの宮丘公園まで昆虫写真を撮りに行ってきました。
園内の階段でスズバチを発見したので、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+MC-14(1.4倍テレコンバーター)で撮影。
この組み合わせで使うと840mm(フルサイズ換算)の焦点距離で0.67倍の最大撮影倍率なので、遠くからこのくらいの大きさの昆虫を狙うときにちょうどいい。
60mm Macroは等倍で写したいとき以外はあまり使わなくなってしまいました。
先日発売された2倍テレコンのMC-20を付けると、1200mmで最大撮影倍率がほぼ等倍の0.96倍になるらしい。
そのかわり開放値が2段暗くなるらしいので開放でF8かぁと思いつつも、晴れた日であれば問題なく撮れそうなので購入しましたけれど、在庫品薄で到着が8月下旬になってしまう見込みです。
クロヤマアリ?の新女王。
この日は園内のいたるところで発見できました。
このサイズの虫を撮るなら、60mm Macroを使います。
昨年、マクロツインフラッシュのstf-8を買ってから昆虫撮影が捗るようになってきました。

たまたまこの日の朝にNHKので道東の屈斜路湖で乱舞するモンカゲロウの番組を見た跡に、実物を見かけてしまい興奮して撮った写真。
クサカゲロウとかを見慣れていると、規格外のビッグサイズで驚きます。
STF-8の良いところは、2つあるライトの片方を取り外して被写体の背面から照らせるところ。
透明な羽を持つ虫を撮るときに正面からだけフラッシュを炊くと、羽がのっぺりと写ってしまうところ、いい感じに立体感が出せます。
ミドリシジミの一種が道端で朽ち果てていたので、ミニ三脚を据えてSTF-8を発行しながら60mm Macroで深度合成撮影。
羽のメタリックな構造色がとても美しい。
この日は他にもシジミチョウを何種か見かけました。
これは多分カラスシジミ。
ミズイロオナガシジミかな?
春先には幼虫しか見かけなかったヒラタシデムシがたくさん出てくる季節になってきました。
写真は園内の道路で死んでいるミミズを食べているところ、
もっと大きな獲物がいるところでは、いたるところで僕が「シデムシ団子」と心の中で呼んでいる様が見られます。
死肉に群がり食事をしつつ交尾したりと、人生を凝縮したような光景が拡がります。
アカアシクワガタのメスを見かけました。
7月ともなると、ここ北海道でもクワガタムシの成虫をよく見かける季節に到来です。
宮丘公園では、過去にコクワガタとアカアシクワガタは見つけたことがあるのですが、ミヤマクワガタやノコギリクワガタは見かけたことがありません。
園内でミズバショウが生えている湿地では、ミズバショウの葉にとても大きいヤゴの羽化殻を発見。
先に見つけた羽化殻の主かはまったくもって分かりませんが、半死状態でクサアリに襲われているものしか発見できませんでした。
トンボ、ほとんど種類が分からないのでそろそろヤゴハンドブックやトンボ図鑑の購入も考えています。
園内の倒木で、変形菌(粘菌)の一種の子実体を発見。
帰ってきてから『日本変形菌図鑑』を見たところ、たぶんクダホコリの一種。
南方熊楠から粘菌の世界に引き込まれ、もっと詳しく知りたいと思うけれども、いつもその造形の綺麗さだけを眺めて終わってしまいます。
とても種名までは分かりません。
同じく粘菌ムラサキホコリの一種。
下の写真はTG-5を使って広角で寄って撮影したものです。
とっさの瞬間に広角マクロや、当倍以上の接写ができたり、水中撮影ができるのでいつもカバンに忍ばせているTG-5。
フラッシュディフューザーのFD-1を付けっぱなしの状態で持ち歩いています。
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マクロ撮影機としても非常に優秀なのに、なんのためらいもなく水中に沈めて撮影をできるコンパクトデジタルカメラ、TG-5。
こいつのおかげで昨年は下記の記事のように水中撮影を楽しめました。

