一昨日から久しぶりの3連休ということで、初日はゆっくりと家で気力と体力を蓄えて昨日はマイフィールドの宮丘公園まで自転車を走らせて昆虫の写真を撮りに行ってきました。
琴似川沿いでアカヤマアリの奴隷狩り場面に遭遇
琴似川沿いに自転車を走らせて宮丘公園まで向かう途中、アカヤマアリの大群に遭遇しました。
一部のアリは繭を抱えて歩いています。
もしかしてこれはアカヤマアリの奴隷狩り(ほかのアリの巣に襲いかかって、幼虫や蛹を強奪し、自分の巣に持って帰って労働力に加える一部のアリの習性)かなと思い、自転車を降りてアリ密度が高くなる方向に観察していくと、アスファルトの切れ目にアカヤマアリが殺到していました。
アスファルトの切れ目付近で繰り広げられる攻防戦を見ていると、クロヤマアリ?がほぼ一方的にアカヤマアリの群れに蹂躙されていました。
付近に連なるクロヤマアリ?の死骸。
アカヤマアリの奴隷狩りにあったコロニーからしたらたまったものではありませんね。
宮丘公園で昆虫撮影
札幌市内の紫陽花スポットを探して発寒の春日緑地へ。敷地内には色とりどりの紫陽花がわんさかと植えられていて、満開ではなかったけれども綺麗だった。それにしてもアジサイを撮るのは難しい。https://t.co/YQ1G5yNvHS pic.twitter.com/KfjfIb2m2d
— mad (@madhatter8708) 2019年7月14日
アカヤマアリの奴隷狩りを見たあと、アジサイで有名な春日緑地でアジサイを撮影し、その足で宮丘公園までやってきました。
園内ではクズの花が咲き、ニセアカシアの豆は熟し、紫陽花も開花して夏が来たんだなぁと思います。
今シーズン初のシオヤアブを発見しました。
マメコガネを捕まえて体液を吸って、もぐもぐタイム真っ最中です。
シオヤアブ先輩、羽音がまた格好いいんだ。
ハマナスの葉にいたコキマダラセセリの♂。
震度合成モードで撮影。
チシマザサの葉にとまるシロスジベッコウハナアブ。
同じくチシマザサの葉で翅を休めるコミスジ。
オオイタドリの花には虫がたくさん
園内ではオオイタドリの花がたくさん開花していて、花の蜜を求めて昆虫がたくさん集まっていました。
さきほども出てきたベッコウハナアブ。
シジミチョウの一種。
メタリックブルーが美しいルリシジミ。
飛び立つシーンはプロキャプチャーモードで撮りました。ピントがめちゃくちゃ甘いのが残念ですが、修行を重ねていくしかありません。
黄色と黒の体色が美しいスズバチ。
こちらも飛び立ちのシーンをプロキャプチャーモードで撮影したのですが、ルリシジミのときと違ってうまく撮れました。
ほぼ垂直に浮き上がるのでピントが外れないんでしょうね、きっと。
眼前に落ちてきたウチスズメ
園内の薄暗いところを歩いていたら、シラカバの木から目の前にボトッ!と重量感のあるなにかが落ちてきました。
よくみると大型の蛾、ウチスズメだ!
多くの人が絶叫するであろうシチュエーションで、嬉々としてカバンからTG-5を取り出して広角マクロ撮影した一枚。
スズメガ、全般的に大好きなんですよ。
羽化して間もなかったのか、鱗粉もまったく剥げておらずとても綺麗な個体。
見てください!この目玉模様の美しさ!
手すり上の虫たち
宮丘公園に来たときの楽しみの一つとして、園内の木製手すり沿いに歩き、その上にいる虫を観察するというものがあります。
最近、『手すりの虫観察ガイド』という素晴らしい本も出版されたようで、もっと多くの人に手すり観察の楽しさを知ってほしいと思ってます。
サシガメの一種の幼虫が、別のカメムシ幼虫を捕食してました、
ワラジムシが手すりから発生したキノコっぽいものをもぐもぐしています。
そしてこの日一番に興奮したベッコウバチの一種がクモを運搬するシーン。
ベッコウバチの仲間はクモを麻酔して巣穴に運び、生きたまま幼虫のエサにする習性があります。
調べてみたら、大型のクモを狩るときは脚を顎で切り落とすらしく、まさしくこの日は脚を切り落とした状態でクモを運んでいました。
たまにこういうシーンを目撃することができるので、同じ場所に何度通って撮影していても飽きることがありません。