春先からつい最近まで、住んでいるマンションの外壁工事をやっていたので、盆栽をベランダに出すことができませんでした。
そんな外壁工事も先日ようやっと終わったので、盆栽たちをベランダに出していたんですが、そんななか悲劇が発生。
夜中、家の近くに消防車が来たので、心配になり暗い中ベランダに出たところ、見事にアカエゾマツの盆栽に引っかかって鉢を倒してしまいました。
普段ベランダに出していなかったものですから、気づかなかったという体たらく。
ぶちまけた鉢の中身をもとに戻し、剥がれたスナゴケも貼ってみたんですが、なんとなく残念な見た目になってしまいました。悲しい。

こんな感じで苦労して貼った苔だけになお悲しい。
いつまでも悲観にくれているわけにはいかないので、決して適期ではないんですけれど、新しく盆栽鉢を買って植え替えることにしました。
先週末は植え替え用の鉢を探しにホームセンターに行ったり、大通公園で開催されている花フェスタ札幌に行ってみたりしたものの、気にいるような鉢がなく、結局通販で盆栽鉢を購入しました。
ちなみに、盆栽鉢はこちらで購入しました。
盆栽鉢 植木鉢の販売 | 鉢専門店の盆栽妙
丁寧な梱包かつ到着時に壊れていた商品は無料で交換してくれるのに、日本全国送料一律650円という良心的なお店です。
北海道民には嬉しい送料設定。
その鉢が本日届いたので、仕事から帰ってきてから日が沈まぬうちにベランダで植え替え作業をしてみました。
植え替え Before
「大きく育てよ」という意味も込めて、テラコッタの深鉢に植えていたんですが、眼が肥えてくると、この組み合わせはないなーと思うようになってきてしまいました。
コニファーでも植え付けると合うんでしょうけれども。
あと、室内で育てていたせいか鉢に白いカビが大量に発生しています。
また、鉢をひっくり返してしまったせいで、表面の苔が剥がれ、無残にも下の樹皮培養土がむき出しになってしまっていました。
なんだか痛々しい感じ。
植え替え After
伸びた根をがっつりと刈り込んで 常滑焼の烏泥 長方鉢(6号)に植え替えました。
ザ!盆栽!といった雰囲気の鉢です。
大きさは 18cm(幅)×15cm(奥行)×7cm(高さ)で、お値段は1000円ちょっと。
一気に盆栽らしさが出てきた感じがします。
足元はこんな感じ。
スナゴケを全面に敷き詰めたせいで固形肥料の置き場に困った前回の経験を活かし、砂苔は根本にのみ敷くことにしました。
これで隅に固形肥料が置けます。
コウヤノマンネングサも植え替えてみた
送料ももったいなので、他の鉢も同時に買ってみました。
ミニ盆栽用の信楽焼・藤久 手造り鉢(2号)です。
大きさは7cm(幅)×4.5cm(高さ)、お値段は540円(税込)でした。

ボトルに詰めたはいいものの、あまりに詰めすぎてギュウギュウになっていたコウヤノマンネングサを一塊この鉢に植えてみたところ、なんだかとてもモダンな雰囲気になりましたね。
おそらく植え替えたこの親株はすぐに茶色く変色してダメになってしまうでしょうが、新しい環境で出てくる子株を大事に育てて年単位で綺麗な苔盆栽に仕立てていこうと思います。
盆栽鉢を選ぶと焼き物に詳しくなる
今回、真剣に盆栽鉢を選んでいると自然と焼き物に詳しくなりました。
信楽焼・常滑焼・備前焼…etc.
以前だと、こういう陶磁器の名前を聞いても、なんでも鑑定団でメガネをかけたヒゲのおじさんが「いい仕事してますねー。大事になさってください」と発言しているシーンしか思い浮かばなかったのですが、盆栽鉢を真剣に選んでいく過程で自然と焼き物の知識がついた気がします。
どんどん趣味がハイエイジ化してきていますが、せっかく出会った趣味なので、幅広く情報を収集して楽しんでいきたいと思ってます。