
齢20代後半にして、定年退職後の趣味を先取りするようにして始めた盆栽。
エゾマツの苗を購入し、素焼き鉢に植替して剪定&針金かけをするところまで進んだので、今回は表面にコケを貼るべく作業してみました。
苔は通販で買える
今の時期、外は雪に覆われていてコケの採取もままならないので、今回は通販でコケを仕入れることにしました。
こけ園芸とコケの通販・苔図鑑・コケの写真集 苔のクローズアップ画像から苔散策・街散歩まで画像数はおよそ10万枚 モス・プラン
もうネットで買えないものはないんじゃなかろうかってくらい通信販売も進化しておりまして、いまやコケがネットでも買える時代です。
上記のモス・プランさんで苔を発注してから4日で到着。
北海道への送料が1000円ほどかかるため、せっかくなので何種類かコケをお取り寄せしてみました。
左:スナゴケ2パック・右上:アラハシラガゴケ・右下:ヒノキゴケ です。
この時期の北海道民には目に眩しい緑色!
年中緑が楽しめるのがコケのよいところですね。
エゾマツにスナゴケを貼る
早速、鹿沼土がむき出しになっているエゾマツの根本にスナゴケを貼っていきます。
テーブルの上に厚紙をしいて作業台にしました。
用意するものは以下の4種です。
- コケ
- ピンセット
- 木綿糸
まずは鉢の表面に、苔の活着を良くする目的で樹皮培養土を湿らせながら薄く敷き詰めていきます。
樹皮培養土はスナゴケのパックに敷き詰められていたのでそれを利用しました。
あとは、スナゴケをちょうどいい大きさのブロックにちぎりながらひたすら表面に貼っていきます。
このときに土と苔が密着するように押し付けるのがポイント。
鉢の隅の方や、苔の継ぎ目はピンセットのおしりの部分で細かく押し付けていきます。
コケを貼り終わったら浮き上がりを抑える目的で木綿糸で縛り付けて押さえます。
一月くらい様子を見て大丈夫そうなら糸は外す予定です。
上から水をたっぷりとあげて完成!
素焼きのテラコッタ鉢に植え付けることで和と洋が入り混じったテイストになりました。
余裕をもってスナゴケを2パック購入しましたが、5号鉢に植え付ける分には1パックで足りました。
ちなみにスナゴケは近くでみるとこんな見た目をしています。
日向での乾燥にも比較的強い種なので育てやすいみたいです。
ついでに「ちょこぼん」にアラハシラガゴケを植え替える

購入当初は青々としていたモミジのミニ盆栽「ちょこぼん」のホソバオキナゴケも、水分過多だったのか、今では見るも無残な感じにところどころ腐りが生じていたので、アラハシラガゴケを貼り直すことにしました。
表面のホソバオキナゴケを取り除いた状態。
極小粒の赤玉土が見えます。
そこに今回購入したアラハシラガゴケを貼り付けて生まれ変わった姿がこちら。
……なんとみずみずしい!
傷んだ苔は思い切って張り替えることも大事だなと思います。
なお、アラハシラガゴケは近くで見るとこんなかんじ。
次回は苔ボトルを作ってみます
ひととおり苔を貼り終わったので、うまく活着してくれるかどうかは心配ですが、まずは一段落です。
次回は余ったスナゴケ・アラハシラガゴケ・ヒノキゴケを使って苔ボトルを作ってみようと思います。