今まで、余り活用できていなかったレンズがあります。
それは、マイクロフォーサーズの広角ズームレンズである、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

半年ほど前に購入したはいいものの、その強烈な広角感ゆえに、使用する機会があまりないレンズでした。
売却も考えたのですが、冷静に考えると155gという神がかった軽さとコンパクトさで、フルサイズ換算18-36mmの焦点距離をカバーできるレンズなんて他にはない。
「それを売るなんてとんでもない!」
と、madの脳内で道具屋さんが引き止めてくれたので、今後はもっとこのレンズを積極的に使ってレンズの良さを出せるように鍛錬していこうと心に決めた次第であります。
ということで、今日はこのレンズ1本をカメラに付けて、札幌中心部を散歩しながら写真を撮ってきました。
広角端9mm(フルサイズ換算18mm)
このレンズの醍醐味といえばやはり広角端9mm(フルサイズ換算18mm)の超広角域が映し出す世界にあります。
ファインダーを覗くと、そこに広がる世界に驚きます。
広角レンズでの撮影セオリーとして、グッと被写体に寄って撮るというものがあります。
広い範囲を写せるからといって、漫然と広く撮影してもただただ間の抜けた写真になりがち。
目立たせたい被写体に近づいて撮ることで、遠近感が強調されて印象的な写真が撮れます。
旧道庁赤レンガ前の松の木
これも松の幹に寄って撮ることにより、パースを強調してダイナミックな感じを出そうと思って撮影した一枚です。
どうやらmadは、ローアングルで青空を大きめに入れる構図が好きみたいです。
超広角レンズで撮影すると、雲もダイナミックにパースがついて空が素敵に写ります。
超広角域は、これ以上後ろに下がれないけど広く映したいときにも役立ちます。
望遠端18mm(フルサイズ換算36mm)
望遠端18mmで撮影すると、広角レンズっぽさがなくなって、こんな感じにちょっとしたスナップに丁度いい焦点距離にもなります。
お散歩スナップにうってつけのレンズ
ちょっと街中を散歩するときなどに持ち出すカメラとレンズは、やはり軽量コンパクトなのが重宝します。
マイクロフォーサーズの神標準ズームレンズと名高いM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROだと画質はものすごくよろしいんですが、レンズ長84mm・重さ382gと多少かさばってしまいます。
その点、この M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmだとレンズ長49.5mm・重さ155gと非常にコンパクトで軽く、小さめの肩掛けカバンでも余裕で持ち運びができます。
マイクロフォーサーズの利点である軽量・コンパクトを実現してくれる素晴らしいレンズ。
今後はもっと積極的にこのレンズを活用していこうと思います。