フタキボシゾウムシ 2016年9月25日 札幌市農試公園で撮影
どうも、madです。
野山に出かけて色々な生き物を見つけては、家に帰ってきて図鑑と照らし合わせて種名や習性を確認するのが趣味です。
自分では全くもって意識していなかったんですけれど、妻の友人がうちに遊びに来たときに本棚を見て「なんでこんなに図鑑があるの?」と言われて初めて結構な種類を持っているなーと気づきました。
そこで折角なので何回かに分けて、僕が持っている図鑑とオススメポイントを紹介していきたいと思います。
今回は第1回目として、「昆虫関係の図鑑」を紹介いたします。
『札幌の昆虫』
多分いちばん使用頻度の高い図鑑。
札幌市周辺で観察できる昆虫約1700種類を標本写真で紹介するコンパクトな構成で、少しですが生態写真も載ってます。
これ1冊を手元においておけば、日常生活で出会った虫の種名のあたりをつけるのに大変役立ちます。
『完本 北海道蝶類図鑑』
本体価格が税抜き13,000円と高価な図鑑ですが、北海道で観察できる116種の蝶の成体・幼虫・卵の綺麗な生態写真が盛りだくさんで眺めているだけで楽しくなる図鑑です。
昆虫写真撮影時の参考書としても活用できます。
それぞれの種で、道内での分布・生息地地図も載っていたり、幼虫の食草の写真が載っていたりと今までに類をみないような情報量の図鑑となっています。
『 アリの巣の生きもの図鑑』
好蟻性生物(アリの巣の中でみられる、生活史のすべてあるいは一部を多少とも特定の蟻に依存する生物)に焦点を絞った図鑑です。
いや、よくぞこんなマニアックな図鑑を作ったものだと素直に感動する一冊です。
それぞれの種の解説が日本語と英語両方で記載されているので、読み比べると英語の勉強にもなります。
なんといっても写真のクオリティが半端なく、マクロ撮影で昆虫を撮影するときのお手本としても活用することができます。
『イモムシハンドブック』
これまたマニアックな図鑑。生きた芋虫&毛虫を白バックで美しく撮影した労作です。
一冊一冊は厚さ5mm程度という薄さながら、全3巻でチョウ類181種、ガ類485種の計666種を紹介しています。
イモムシと成体の写真だけではなく、一部、卵・蛹・巣の写真も載っています。
それぞれの巻頭にイモムシ掲載種一覧ということで、科ごとにイモムシ終齢幼虫を横から見た写真を載せており、この掲載種一覧を見るだけでもだいたいの種名が判別できるのが大変便利です。
※2017-01-24 追記
図鑑紹介シリーズの続編を書きました。
