このごろ写真撮影をしていてもなんとなく構図がマンネリ化してきてるような気がしたので、しっかりと勉強すべく本を一冊買ってみました。
本日読み終えたんですが、もっと早く読んでおけば良かった!
写真撮影時の構図について豊富な作例で、理屈だけではなく見て覚えるような素晴らしい作りになっています。
今すぐ実践できる撮影時に意識することがたくさん書かれていますが、今日はその一部をご紹介。
一見つまらないものの中に、たくさんの美が潜む
「何を被写体として撮るか」ではなく「被写体をどう配置して撮るか」
写真ってメインとなる華々しい被写体ありきだと思っていたんですが、そうでないことに気付かされました。
日常の中に埋れている被写体でも、見せ方によって人の目を引く作品になるというのは目からウロコです。
ちなみに良い写真は良い被写体から!という先入観をなくして身近にあるもので面白い写真が撮れないかなと試行錯誤して撮った写真がこちら。
これ、なんだかわかりますか。
・・・バナナと布巾です。
青い波模様が入っている布巾。この布巾を眺めているうちに、なんとなく青空にいわし雲がかかっているように見えてきたんですね。
それでバナナを大地に見立てて風景写真にしてみました。
布巾の波模様を90度かえてみたところ、布巾が波に、バナナが船に見えてきたので羊毛フェルトの太さんを配置して船旅を表現してみました。
※太さんとは

このように身近にありふれているものでも、工夫して配置を考えてストーリーをつむぎ出せれば立派な被写体となるんです。
被写体を画面いっぱいにとらえる
しましまエブリデイのコリックマ(おじやさん)のお茶会
ミルフィーユ
フレームからはみ出すくらい大きく移して見ている人の意識を惹きつける。
mad、どうしても説明的な写真の撮り方になってしまう傾向があったので、この意識は常に持ち続けていこうと思います。
背景に気を使う
バラの花びらと雫
マクロレンズで撮影すると背景が綺麗にボケるとは言っても、背景がごちゃごちゃしていると、いくらボケていてもうるさくなってしまいメインの被写体が活きてきません。
意図的に雑然とした背景を入れるのもありですが、主題をはっきりさせたいときにはやはり背景はシンプルにしたほうがいいです。
ちなみに、上の写真は葉を背景にしてバラの花弁を撮ったもの。
葉を背景にもってくることでバックがすっきりとし、また補色関係にあるメインの被写体の赤が映える一枚になりました。
読んですぐ効く 実践できる写真上達本
- もっと写真が上手くなりたい!
- 自分の撮った写真、今ひとつパッとしないんだけど何が悪いのかわからない
- 写真の勉強ってなにから始めればいいの?
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そんな悩みを持つ方々に、ぜひおすすめしたい一冊です。
また、ナショナルジオグラッフィクの「プロの撮り方シリーズ」本は、今回紹介した本以外にもすごく良い本がたくさんあるのでおすすめです。