今までずっとマイクロフォーサーズ機ユーザーだったmadが、メインカメラをASP機のD7100に切り替えてから一月半ほどが経ったので、使って感じたカメラの違いを書いてみます。

D7100がOM-D E-M5より優れていると感じた点
画質が超綺麗〜精細な描写
D7100、さすがはローパスフィルターレス。
細部にいたるまでカリカリに撮ることができます。
高ISO感度でもノイズが少ない
この写真、ISO感度5000というかなり高感度で撮影したのですが、ノイズの少なさに驚きます。センサーサイズと画像エンジンの違いでしょうね。
Lightroomでの現像時にノイズリダクションを効かせてはいるけれども、OM-D E-M5
でISO感度5000で撮影した写真に同じくらいノイズリダクションをかけたら細部が潰れます。
オートフォーカスってこんなに早いの!?
OM-D E-M5に主にPanasonicの20mm f1.7 をつけて使っていたので、オートフォーカスは遅くいのが当たり前だと思っていたmad、D7100を使ったときに世界が変わりました。「えっ、一瞬で合焦されるの!?」と驚き。それだけ早いんです。
今まで、瞬時のピント合わせが要求される場面で何度も撮り逃すという苦い経験をしていたのですごく助かります。
ファインダーが超見やすい
E-M5だとすっごく見づらくてマクロ撮影時の細かいピント合わせにはとても使えなかったファインダーですが、D7100に乗り換えて「ファインダーってこんなに見やすいものだったのか」と感動しました。
視野率100% ペンタプリズムの威力を見せつけられた思いです。
カメラがホールドしやすい
グリップ部分がほぼフラットなE-M5と比べ、がっちりとしたグリップ部をしているD7100。当然ながらホールドしたときの安定感が段違いです。
D7100がOM-D E-M5より使いづらいと感じた点
大きく重い
一番のデメリットはやっぱり大きさと重さですかね。
同じくらいの焦点距離の単焦点レンズを着けた状態でこれぐらい違います。
D7100、OM-D E-M5と比べるとめっちゃでかいんです。
もともと外出する際にはリュックに詰め込んで大量の荷物を持ち運ぶ男なのでカメラの重量が1kgほど増えたところでさほど気にはならないんですが、財布一丁で出歩くような身軽な人だと、この大きさは少々持て余してしまうかもしれません。
買ったはいいけど、重いしかさ張るしで持ち歩かなくなってしまう危険性大です。
この大きさと重さ、 僕の場合は持ち運びしづらいというデメリットよりも「被写体となる人に威圧感を与えてしまう」「いかにも写真を撮ってるという雰囲気をだしてしまう」というデメリットが大きいです。
これから写真を撮りまっせ!とう印象を相手に与えてしまうので、相手に警戒心を抱かせてしまい自然な表情が引き出しにくくなってしまいます。
また、いかにも写真を撮っているように見えて目立つので、街中スナップがやりにくい。
そしてライカは、その性能が優れていて、大型カメラに劣る所がないにも係らず、素人などは、小さいので気がつかなかったり馬鹿にしたりするので、カメラを人物に向けた時にも非常に仕事がし易い。
『僕とライカ 木村伊兵衛傑作選+エッセイ』 p.93 より
ストリートスナップ写真の名手であった木村伊兵衛が、小型のライカを愛用していた理由の一つは、被写体に警戒されず自然な状態を引き出すためだったようです。
バリアングルモニターが恋しい
OM-D E-M5のバリアングルモニターを使った撮影に慣れてしまうと、極度のローアングルやハイアングルで撮影するときには、固定式の背面モニターだとやっぱり見づらい。
D5000シリーズにはバリアングルモニターがついているみたいですね。
2400万画素もいらないかも
6000 × 4000pxの大画素ファイルのサイズが予想以上に大きく、ハードディスク容量があっという間に膨れ上がります。ちなみにRAWファイルで一枚30MBほど。
日常使いで6000 × 4000px の画像を使う機会ってそうそうないのではと感じます。
トリミングの余地が大きくなるのは嬉しいですけど。/p>
まだまだD7100の性能を引き出せていない
使用開始1ヶ月半時点で感じたことを色々と書いてみました。
一眼レフとミラーレス機ではどちらが優れているかということはなく、状況によって向き不向きがあるなぁと当たり前のことを実感した次第です。
まだ全然D7100を使いこなせていないので、ちょこちょこ写真を撮りに出かけて少しずつでも性能を引き出していきたいなぁと思います。