フォーカスブラケット撮影ができる OM-D E-M5 Mark 2
僕が使っているオリンパスのカメラ、OLYPUMS OM-D E-M5 Mark Ⅱは2015年にアップデートされたのファームウェア2.0でピント位置を少しずつずらしながら撮影できるフォーカスブラケットモードが搭載されました。
この機能を使いたいがためにE-M5から乗り換えたといっても過言ではないほどの機能です。あと強力な手ぶれ補正と静音撮影機能。
このフォーカスブラケット機能を使うと、このようにピント位置が微妙に違う写真を連続で撮ることができます。
上位機種であるOM-D E-M1だと、カメラ内でこれらの写真を深度合成する機能がついています。
しかし、E-M5 Mark Ⅱ ではカメラ内で合成してくれる機能がないので、撮影した写真を深度合成するためのソフトウェアが必要となります。
深度合成ソフト
フォーカスブラケットで撮影した写真を合成できるソフトとしては、以下のようなものがあります。
- Adobe Photoshop
- CombineZP
- Helicon Focus
- Zerene Stacker
この中で唯一無料で使えるCombineZPを使おうと思ったんですが、Windowsでしか使えないようだったので断念。
Helicon FocusとZerene Stackerの2種類で迷っていたんですが、こちらの記事の虫画像の作例があまりに綺麗だったので、Zerene Stackerを使うことにしました。
ムシをデザインしたのはダレ?: Zerene Stacker 使用法 & 作例
Zerene Stackerで深度合成する
ちなみにZerene Stackerは有償(personal edition $89)ソフトですが、インストールしてから30日は無料トライアルが使えます。
さっそくインスールして使ってみました。
フォーカスブラケット撮影した写真をZerene Stackerで深度合成するとこんな写真ができあがります。
CD-Rの裏面に霧吹きで水滴を付けて、カメラをミニ三脚に固定して撮影しました。
撮影レンズ:M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro
絞り値:F2.8
合成枚数:78枚
合成方法:Align & Stack All(Both)〜Contrast 60.0%
この絞り値で普通に撮影すると、ピントが合う範囲は以下のようにごく一部です。
このようにピントが合っている範囲が狭い写真でも、ピントを少しずつずらしながら撮影した78枚を深度合成すると、全部の水滴にピントが合っているなんとも不思議な写真をつくることができます。
なお、Zerene Stackerの基本的な使い方はさきほども紹介したこちらの記事に詳しいです。
ムシをデザインしたのはダレ?: Zerene Stacker 使用法 & 作例
まだ全然使いこなせていないんですが、公式HPに使い方の説明(英語)が載っているので、今後はこちらも読みつつ勉強していこうと思います。