【トビイロケアリ飼育日記 3】アリ専用飼育容器「ありんこの小部屋」にトビイロケアリの女王蟻を移動しました

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【トビイロケアリ飼育日記 2】ついに女王蟻がタマゴを産みました
今月初旬にようやくトビイロケアリの女王蟻を捕まえて、学研の「アリの巣観察キット」に投入したのが今月はじめの話。 早く羽を落として卵を産まないかなーと10日ほど観察していましたが、結局羽も落とさず卵を生む気配もありませんでした。 1年...

前回のアリ飼育記事を書いたあと、ここ一週間ほどで我が家のアリ飼育環境が劇的に変わったので、飼育メモ的に書き残しておこうと思います。

2016-08-26(金)

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産卵を確認してから8日ほど。
ケース上部に住み着いている女王蟻の方(コロニー1)の卵の一部が孵化して幼虫になっているのを確認しました。
アリの幼虫の見た目は「極小のウジ」です。

2016-08-29(月)

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女王蟻がケース内の奥まった位置に幼虫と卵をかき集めてしまい観察がしづらくなってきたのと、同じケース内で女王蟻を2匹同時に飼うのは今後よろしくないかなという判断から、学研の「アリの巣観察キット」を解体してアリ達をタッパーに一時移し替えることにしました。
幼虫を潰さないように慎重に周囲の土ごとスプーンで掬ってタッパーに移し替えます。

写真は普段は土中に埋まっていて観察できなかったグループの幼虫たち(コロニー2)。
いつの間にやらたくさん孵化して育っていました。

なお。もう一方のケース上部で子育てをしていたグループ(コロニー1)は、タッパーへの移し替え時に砂が崩れて幼虫と卵が大量に生き埋めとなってしまい、幼虫1匹を残して壊滅状態に……。
パニック状態になっている女王蟻を見ると胸が痛みました。
移し替え時には細心の注意が必要です。

2016-08-30(火)

さらなる悲劇発生。
タッパーに移し替えたのち、乾燥しないようにと霧吹きで水をあげていたんですが、タッパーの底に敷いたコピー用紙の吸水性がよくなく、仕事から帰ってきてみると、コロニー2の幼虫と卵が土ごと水没していました……。コピー用紙じゃなくてキッチンタオルを敷けば良かったと激しく後悔。

2016/08/31(水)

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アリの専門店であるありんこすぽっとさんに発注していたアリのアクリル製飼育容器「ありんこの小部屋」が到着したので、仮住まいのタッパーに暮らしていた女王蟻を引っ越しさせることにしました。

ちなみに「ありんこの小部屋」は定価1980円(税込)なんですけど、現在セール中で1つ1780円(税込)で購入できます。

アリの飼育にはこれ!アリ専用飼育ケース

今回は金に糸目をつけず、豪勢にも2つ購入しました。

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こんな感じで湿度を保持するために、メラミンスポンジが敷いてある容器に水を敷いて、

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その上に、アリの居住スペースとなる小部屋2個を設置します。

ちなみにチューブで連結した先は餌場として活用してもらうための部屋です。
試しに小さい蛾を2匹ずつ入れてみましたが、女王蟻は2匹とも見向きもせず。
どうやらこのまま絶食状態で子を育て上げるもよう。

なお。今回は飼育容器を専門店から購入しましたが、ここらへんの材料を組み合わせれば、アリの巣は自作できるかと。
巣の蟻口密度が増えてきたら自分で作ってみようと思ってます。

2016/09/01(金)

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「ありんこの小部屋」に女王蟻2匹を移し替えてから1日。
仕事から帰ってきてみると、幼虫1匹を残して壊滅状態となっていたほう(コロニー2)の女王アリが、部屋の隅に大量に産卵していました。

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朝見た時には何も産んでなかったのに、仕事から帰ってきてみると大量に卵が産みつけられていました。
なんとその数30個以上!

ちなみに右下にいる大きいのは引っ越しのドタバタのなか唯一生き残った幼虫です。

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賢明に卵と幼虫の世話をする女王(コロニー2)。

5匹ほど幼虫が生き残ったほうの女王蟻が追加で卵を産んでいないところをみると、幼虫の数が極端に少なくなったら産卵が促されるのかもしれませんね。

「ありんこの小部屋」を購入して今までよりも格段にアリが観察しやすくなりました。
今後どのように幼虫が育っていくのか楽しみです。

ケアリ
mad

北海道札幌市在住。オリンパスの「OM-D E-M1 Mark Ⅲ」「OM-D E-M1X」や富士フイルムの「X-T3」を使って、札幌近郊の風景や動植物写真を中心に撮影しています。

Adobe Stockで写真も販売しています。

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