今月初旬にようやくトビイロケアリの女王蟻を捕まえて、学研の「アリの巣観察キット」に投入したのが今月はじめの話。
早く羽を落として卵を産まないかなーと10日ほど観察していましたが、結局羽も落とさず卵を生む気配もありませんでした。
1年越しで始動したアリ観察プロジェクト、はやくも頓挫か!
と危機感を感じ始めた頃、マンションの非常階段で羽を落とした女王蟻2匹(たぶん同種)を新たに捕まえて、投入したのが先週の木曜日(8/11)。
新しく投入した女王蟻2匹が、飼育ケースのなかの砂や土を運んで巣作りを始めだしたのが翌日の金曜日(8/12)。
同日、一番最初にケースに入れた未受精の女王蟻をリリースしています。
そしてついに一昨日(8/16)に、新しく投入した女王のうち一匹が、ケースの端のほうに産卵しているのを確認しました。
写真は本日撮影したもので、画面中央部にかたまって写っているごはん粒のようなものが卵です。
一つ一つの卵の長さは0.5mmほど。
最初に卵を発見した時は、ケースの壁部分に並ぶように産み付けられていたのですが、撮影のためにケースを横に傾けたところ、写真のようにくっついてダマになってしまいました…。
卵はとても小さいので、観察するときにはルーペがあると便利。僕はこの倍率10倍のルーペを使っています。
もう一匹の女王蟻は、上の女王蟻が卵を産んだ場所から5cmほど斜め下の赤玉土の部分にすっぽりと潜り込んで巣を作っているようです。
なんとなく空間があって、中に蟻がいるのはわかるけれど、中で何が行われているか見た目ではわからない状態ですが、きっと同じように産卵していると思われます。
捕まえてきた女王蟻が卵を産んだことに喜んだはいいものの、こんなに近くに女王蟻を2匹配置して後々大変なことにならないかと心配ですが、その時はなんとかケースを分けたりして対処するつもりです。
そのうち本格的なアリ飼育容器を買いそうで怖い。
使用カメラ
今回の写真はSTYLUS TG-4にLEDライトガイドのLG-1を付けて撮影しています。
TG-4は超接写で撮影出来たりカメラ内で深度合成写真が生成できたりと、小さいものを撮るのに適したコンパクトデジタルカメラです。