現在の職についてから、やたらとポスターやチラシを作成する機会が増えてきました。イラストレーターが使えればいいんですが、職場のPCにインストールされていないので必然的にPowerPointで作るハメになるんですよね。
しかし、パワポでも要点を押さえれば以外としっかりとしたポスターが作れます。
そこで今日はパワーポイントでポスターやチラシを作る際に参考になるサイトや書籍をご紹介しようと思います。
基本的なデザインについての指針
研究者を主な対象としたページですが、デザインについてのクリティカルな内容が詰め込まれています。
このサイトのコンテンツを見るだけで、デザインについての基本事項はカバーできるのではないかと思うくらい充実したサイトです。
デザインは設計。では何を設計するのかと言えば、それは伝えるべき情報と誘導するべきアクション。
情報を整理し、価値の再整理をし、再構築して視覚化する技術を駆使する人をデザイナーという。
そうであれば、デザインのよりどころはまず、個人の「センス」や「美的感性」にあるのではなく(もちろんそれらだって重要だけど)、人がものを感じるメカニズムや意味を読み取るメカニズムに基づいた適切な視覚化の方法を知ることにあると言うのがわかるのではないだろうか?
良質なデザインにたくさん触れて完成を磨く
なにも参考になるものがない状態からポスターやチラシを創り上げるのは一苦労です
そこで、先人たちが作ったクールなポスター画像を見て創作意欲を高めましょう。

上下左右に余白のない状態で印刷したい
A4サイズの紙に余白なく印刷された図案のポスターを作ろうとしても、パワーポイントのA4サイズ初期設定で作ると、印刷時に上下左右に余白ができてしまいます。
この余白をなくすためには、上下左右に3mmずつの裁ち落としを部分を設けると良いみたいです。
A4(210mm × 297mm)→ 216mm×303mm
A3(297mm × 420mm)→ 303mm×426mm
のようにページ設定でスライドサイズを変更すればOKです。
写真やフォント素材


小技集
写真の上に、グラデーションをかけた四角図形を透過させて文字をみやすくするというテクニックが参考になります。
基本図形、グラデーション、頂点編集のTIPSが紹介されています。
凡人だからこそデザインを学ぶ必要がある
デザインってその人の才能に左右される部分が大きくて、凡人はいくら頑張っても・・・というふうにイジけて考えていたところがあったのですが、実際そんなことはないです。
というのもデザインにも型や定石みたいなものがあって、その決まりごとを押さえておけばそれなりに見栄えの良いものが作れるんですよ。
逆に考えると、定石を知らずに凡人が良いデザインを手がけることはできません。
また、仮に定石や型を知らない状態でたまたま良いものができたとしても、どの要素が出来の良さに繋がったのか、どこを改善すればもっと良くなるのかということが分からないので、まぐれ当たりになってしまいます。
成果物のクオリティを一定に保つためにも基本を学ぶのは大事。
一方で、このような定石や型をすっ飛ばして常にハイクオリティなものを生産出来る人を天才と呼ぶんでしょう。
ですので、天才ではない凡人こそデザインをしっかり学ぶ必要があるんじゃないかと思います。