今月中旬の8/18(土)、野幌森林公園内にある「北海道開拓の村」へ、X-T2を持って写真を撮りに行ってきました。
野幌森林公園へは頻繁に遊びに行ってたのですが、園内に北海道博物館や開拓の村へは全然行ったことがなかったのです。
「ここらでいっちょ行ってみっか」と思いたち、北海道博物館と北海道開拓の村両方に行こうと思いましたが、北海道は夏休み最終週の休日ということもあり、北海道博物館内は結構な混雑。
結局、もう一方の開拓の村だけにいってきました。
北海道開拓の村
北海道開拓の村は、明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を54.2haの敷地に移築復元・再現した野外博物館です。
ここを訪れる人々に、開拓当時の生活を体感的に理解してもらうことと、文化の流れを示す建造物を保存し、後世に永く伝えることを目的に1983年4月に開村しました。
開拓の村ガイド より
入場料・アクセス等
入場料・交通アクセスについては、下記の公式HP案内をご覧ください。
僕はJR「野幌森林公園駅」から歩いて行きますが、北海道開拓の村へは公共交通機関で行くこともできます。
北海道開拓の村 の光景
一部を除き、ほぼすべての写真を富士フイルムのフィルムシミュレーション「クラシッククローム」で撮影しました。
村内のノスタルジックな風景にクラシッククロームの組み合わせは相性抜群ですね。
以前、小樽をクラシッククロームで撮影したときも良い感じに撮れた気がします。

馬車鉄道が走る村内
北海道開拓時代の光景をイメージした村内では、馬車鉄道が運行されており、なんともレトロな光景が広がっていました。乗車料金は子ども100円、大人250円と良心的。
この馬車鉄道、冬期は馬そりに変わるようです。
旧開拓使札幌本庁舎(ビジターセンター)
入場ゲートを通って左手には緑と白が印象的な建物が建っています。内部には屯田兵関係の展示があり、漫画『ゴールデンカムイ』の杉本が被っている帽子のモデルになったと思われる屯田兵の帽子が展示されていたりします。
北海道開拓の村はゴールデンカムイの聖地と呼ばれるだけあって、この他にも村内の建物がたくさん漫画に登場してきたりと、ゴールデンカムイ好きにはたまらない場所です。



旧 三ます河本そば屋
明治時代に小樽市街にあった蕎麦屋を再現した建物です。
水をたくさん使う蕎麦屋ならではなのか、調理場には井戸のポンプがあったりします。器が整然と並んでる様子、いいですねぇ。
旧 札幌警察署南一条巡査派出所
村内には派出所があり、中にはボランティアスタッフの方なのか職員の方なのか定かではありませんが、当時の制服を着たおじさんが駐在しています。
旧 武井商店酒造部
住民の居住スペースも再現されていて、たまりません。
旧 山本理髪店
大好物の蝋人形!
髭を剃る理容師と、剃られるおじさんの組み合わせが最高です。
ゴールデンカムイを読みすぎて、江戸貝くんが脳裏をよぎってしまいました。
江戸街くんと蝋人形といえば、夕張の石炭博物館の人形たちも絶品でしたよ。
旧 広瀬写真館
岩見沢市で営業していた写真館を再現した建物です。
2階部分に撮影スペースがあり、窓から自然光を効率的に取り入れながらディフューズする仕組みがあって、写真を撮ってる身としては大変勉強になる場所でした。
漁村群~旧 青山家漁家住宅&旧 秋山家漁家住宅
小樽の鰊御殿を再現した建物です。
建物だけではなく、眼前のは海や池を再現した景観も広がっている素敵なフォトスポット。
旧 田村家北誠館蚕種製造所
生きている蚕の幼虫が桑の葉をむしゃむしゃ食べている様子を解説してくれるおじさんがいるスポット。
当時の養蚕に使われた器具の展示もあり、お蚕さま好きの方には是非おすすめしたいスポットでした。
広大な敷地は一日じゃ回りきれない?
下記の「北海道開拓の村」公式HPの村内図を見ていただくと分かるかと思うのですが、このたび写真を撮ったのは村内の半分にも満たない箇所です。
敷地面積54.2haということもあり、さーっと回る分には1日で十分見て回れるかもしれませんが、展示解説を読み込んだり、随所随所で写真を撮ることを考えたら1日ではとても味わい尽くせないほどの濃厚スポットです。
年間パスポートが1,500円で購入できるので、近場に住んでいてノスタルジックな風景が好きな方は、ぜひ年間パスポートを購入することをおすすめします。