Lightroomカタログファイルが肥大してた
写真現像&管理用ソフトとしてAdobeのLightroom6を使っているのですが、本日Lightroomのカタログファイルが格納されるフォルダを眺めていましたら、こんなことになってました。
カタログフォルダだけで25.66GB!
「うそ、私のカタログ重すぎ!?」
ってな感じですよ。
なんでこんなにファイル容量が肥大しているのかなーと詳しくみてみたところ、カタログのバックアップと写真のプレビューデータが肥大していることに気づきました。
カタログフォルダをGoogleドライブに入れてバックアップしている関係で、標準容量の15GBじゃ足りなくて、Google様に月々お布施を払って100GBの容量を購入しているんです。

でも、ちゃんと圧縮すればその必要もなくなるかなと思ったので、オンライン上にバックアップするカタログフォルダ容量を削減する方法を真剣に考えてみました。
カタログのバックアップファイルを削除する
まず、カタログフォルダの容量を減らす手っ取り早い方法は、最新のものを残してカタログのバックアップファイルを削除することです。
Lightoom終了時に必ずカタログのバックアップを取っていまして、今日までカタログのバックアップは差分だけ記録するものだと思っていたんですよ。
しかし、実際はカタログをフルでバックアップしているらしく、歴代のフルバックアップデータが積もり積もって8.5GBにもなっていました。
なので、まずは最新のバックアップのみ残して歴代のバックアップフォルダは削除します。
なんとそれだけで、バックアップファイルの容量が8.5GB→41.4MBと大幅に容量が減りました。
今までなんで気づかなかったんだろうと後悔ですね。
今後は定期的にバックアップファイルを消す作業をしようと肝に命じた次第です。
Googleドライブに保存するのはカタログファイル本体のみにする
Lightroomのカタログフォルダには以下の3つのファイルが格納されます
- カタログバックアップファイル
- カタログファイル
- プレビューファイル
よく考えてみると、この中でクラウド環境でしっかりバックアップをとるべきなのはカタログファイルのみなんですよね。
データ容量が大きいプレビューファイルは、消滅したとしても再度生成できるのでバックアップを取る必要がないなと気づきました。
「ということは、ローカル環境にLightroomカタログファイルフォルダを設置して、Lightroomからはローカルのカタログを読んで、カタログファイルだけオンライン上にバックアップすればいいんですよー」
と僕の脳内リラックマが団子片手に囁きかけてきました。
イメージとしてはこんな感じです。
macにはrsyncがあるじゃないか!
ローカルフォルダからGoogleドライブフォルダに、カタログファイルのみをバックアップする方法はないかなーと調べてみたところ、特定のバックアップを作成するlinuxコマンドであるrsyncがあるじゃないか!と気付きました。
こういう時に簡単にLinuxコマンドを使ってスクリプトを書けるのがmacユーザーの強み!
ちなみにrsyncの使い方については、こちらの記事がわかりやすいです。
Linuxコマンド【 rsync 】高速なファイル同期(バックアップ) – Linux入門 – Webkaru
で、実際にスクリプトを書いたらこんな感じになります。
なんと1 行で終わり。
rsync -atu –inplace “ローカルのカタログファイルフォルダパス”/Lightroom Catalog.lrcat” “Googleドライブフォルダ内でカタログを保存したいフォルダのパス”
<上記コードを簡単に説明>
ローカルのカタログファイルを、Googleドライブ上にバックアップします。
rsyncのオプションで “-u” を設定することで、追加・更新された場合のみバックアップをとるようにしてます。
Automatorでスクリプトをアプリケーション化
上記の処理を記入したスクリプトファイルをcronで定時実行することもできるんですが、毎日カタログファイルを更新することもなく、設定するのも面倒です。
そこでAutomatorを使ってダブルクリックでシェルスクリプトを実行できるアプリケーションを作ってみました。
<作成方法>
Automatorを起動
→アプリケーション
→シェルスクリプトを実行
→上記のコマンドを入力して保存
これで、ダブルクリックするだけでカタログのバックアップができるアプリケーションが冠せしました。
このアプリをデスクトップにでも置いておいて、Lightroomのカタログを更新するたびにダブルクリックするのを習慣づければ、バックアップは完璧です。
<参考>
MacのAutomatorでシェルスクリプトを.appアイコン化してダブルクリック実行 | EasyRamble
終わりに
以上の作業をすることで、オンライン上にバックアップするのはカタログファイル本体のみでよくなり、今まで25.66GBあったカタログファイルの容量がなんと300MBほどに削減されました。
わーい、これでGoogleドライブの容量をアップするためにGoogle様に月々お布施をする必要がなくなったよ!
Lightroomカタログをオンライン上にバックアップしているけれど、容量が大きくてストレージを圧迫してるなぁ…というお悩みを抱えている人はぜひ試してみてください。
きっと幸せになれます!
以上、「【Lightroom】カタログファイル本体のみバックアップ!オンラインストレージ容量を節約する方法を考えた」でした。