細々とアリを飼育していましたが、最近全然アリの飼育記事を更新していませんでした。そこで今日は久しぶりにアリ記事を書いてみます。
一昨日、札幌市の宮丘公園で捕まえたクロヤマアリと思われる新女王。本日仕事から帰ってきたら羽を落として産卵してた。すごく嬉しい。 pic.twitter.com/fkbunSNZzl
— mad (@madhatter8708) 2018年7月2日
6月末にクロヤマアリの新女王を捕まえてきて飼育を開始しました。
去年捕まえたクロヤマアリ新女王は、飼育環境の石膏がよくなかったのか、前回の記事を更新したあとに2匹ともお亡くなりに……
↓前回の記事

そこで今年は去年の失敗を繰り返すまいと、清潔な飼育環境を目指して、下記の試験管を使って初期コロニーを創設してみることにしました。
ガラス製なのに、Amazonで一本あたり20円ほどで買えてしまう激安な試験管です。
安かろう悪かろうな気持ちで買ってみたのですが、意外にもこれが大当たり。作りはしっかりとしていて、ガラスに気泡や凹凸もなく良い試験管でした。
この試験管に捕まえてきた新女王を投入し、ダイソーで買ってきたコットンを湿らせたもので蓋をして飼育してみたところ、順調に産卵し、幼虫は1匹もかけることなく蛹になりだしました。石膏飼育と比較してカビが生える余地がないところが大きいですね。
またコンパクトで場所もとらないし、たくさんあるので飼育容器の心配をせずさまざまな種類の新女王を捕まえてくることができます。そしてなにより観察しやすい。360℃から観察し放題です。
このクロヤマアリが産んだ子の1匹が本日繭を作り出しました。産卵から2週間弱でこの状態とはすごく早く感じます。なお、昨年に新女王を石膏で育てたら、カビて幼虫が全滅した経験があるので今回の飼育環境は試験管にしてみたらすごく良い。 pic.twitter.com/l27epKr5Mk
— mad (@madhatter8708) 2018年7月18日
ワーカーが羽化しだしたら、少し大きい飼育容器に移さなきゃいけないですが、初期コロニーの創設の試験管飼育はおすすめです!夏休みの自由研究にもぜひどうぞ。