雪が溶けたので豊平川沿いをサイクリング
雪が溶けたら、まずは豊平川沿いをサイクリングするのが、僕のなかでの日課となっています。
ということで、昨日は生き物を探しながら豊平川沿いをサイクリングしてきました。
ちなみに、散策範囲は瑞穂大橋から豊水大橋までの豊平川左岸です。
(河川を上流から下流に向かって眺めたときに、左側が左岸、右側が右岸となるようです)
豊平川の中洲に「ふきのとう」が顔を出していました。
ふきのとうを見ると、「あぁ、春が来たなぁ……」って感じがしますね。
春の山菜のイメージがありますが、madが幼少のみぎり、小さいながらもこれが春の山菜だという知識があったため、これを獲って家に持って帰ったところ、祖母に「そんなもん、たいしてうまくないからアイヌネギ(ギョウジャニンニク)とタランボ(タラノキの若芽)の天ぷら食え」と諭されて食わされた記憶があります。
今になって考えると祖母の意見には全面的に同意しますが、幼心にちょっと傷ついたのを覚えています。
この日の豊平川沿いでは、数種の鳥と虫を見かけました。
まずは見かけた鳥からご紹介しようと思います。
この日見かけた野鳥
トビ
豊平川についてから、第一村人ならぬ第一生物を発見しました。
「トビ」です。
花穂が目立ち始めたヤナギ(多分バッコヤナギ)の木に止まっていました。
ヤナギの木から飛びったトビがカラスにちょっかいを出されていました。
キレンジャク
キレンジャクも小集団がヤナギの木に群れていました。
よく見ると、ヤナギの冬芽をついばんでいるようでした。
近くに寄ったら一斉に飛び立ったキレンジャクたち。
ツバメ
豊平川にかかる橋の近くでは、ツバメが数羽飛び交っていました。
やはりツバメは飛ぶ速度が早いです。
ちゃんとC-AFが追従してくれるかなと不安に思いながら、OM-D E-M1 MarkⅡにテレコンなしのM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROで狙ったところ、しっかり食いついてくれて感動。
どうやら、滑空しながら空を漂う小昆虫を食べているようです。
ちょっと分かりにくいですけれど、上記写真の左上にクサカゲロウっぽい羽虫が見えます。
ヒバリ
春を告げる鳥として認識されているヒバリ(雲雀)です。
豊平川沿いの土手では、シーズンになるとたくさんの雲雀が観察できます。
特徴的な鳴き声で鳴くので、近くにいるなと認識しやすい鳥でもあります。
ツグミ
川沿いの芝生部分では、ツグミがミミズを探して捕食していました。
びよーんと引っ張られるミミズ。
アオサギ・ハクセキレイ・カッコウ
写真は撮れませんでしたが、川沿いでアオサギ、ハクセキレイ、カッコウを見かけました
この日見かけた昆虫
ドロバチの一種?
河原に設置されていたコンクリート構造物の横を通り過ぎたとき、
隙間にドロバチの一種が作ったと思われる泥の巣を見つけました。
ドロバチの仲間は、筒孔や壁などに泥で巣をつくって、そこに蛾などの幼虫を狩って運び込んで幼虫の餌にする習性があります。
中にどんな幼虫が入っているか好奇心を抑えきれず、木の棒で巣を一部壊してみます。
泥で覆われた巣房の下には、幼虫がこしらえたと思われる繭らしき繊維状の構造物があって、それを破ると丸々と太った幼虫が顔を出しました。
ドロバチの幼虫を生で初めて観察した一瞬です。
近々もう一度見に行こうと思ってます。
コガタスズメバチ
豊平側沿いの水辺近くに降りていくと、エゾシカの糞がありました。
こんなところにまでエゾシカが出てきているのかと驚きます。
そして、中にいろいろ昆虫が詰まってそうな朽木を発見。
表面を一部剥がしてみたところ、
越冬中のコガタスズメバチの新女王がボロボロ出てきました。
スズメバチの新女王は、オスと交尾を済ませた後、このような朽木に潜って春先まで越冬する性質があります。
コガタスズメバチの新女王以外にも、越冬中のクロヒラタシデムシやハサミムシ、ダンゴムシが出てきたのですが、今回は写真を撮っていません。
いきなり越冬中の朽木から出されたコガタスズメバチ。
最初はあまり、身動きしなかったのですが、太陽の光を浴びて体が温まってきたのか徐々に動くようになってきました。
しきりに前足で頭をこするように動かしています。
なんとも格好よいフォルム。
眺める分にはスズメバチ大好きです。
今年から導入したM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROに1.4倍テレコンのMC-14を着けて最短撮影距離で撮影しているんですが、このくらいの大きさの虫だったらマクロレンズいらないんじゃない?と思ってしまう程の描写力と近接撮影能力ですね。ボケ味も綺麗。
使用カメラ&レンズ
TG-4は広角マクロ撮影をするときに重宝してます。