ここしばらくアリの飼育にはまっています。
いままでトビイロケアリのみを飼育していましたが、ここ1ヶ月くらいでムネアカオオアリとクロヤマアリが飼育のラインナップに加わりました。
さしあたって今日はムネアカオオアリの飼育記事を書いてみようと思います。
2017-06-18 ムネアカオオアリ女王を捕獲
宮丘公園に行って虫の写真を撮ってきた帰り、いつものように虫を探しながらマンションの非常階段を昇っていたところ、かなり大きめなムネアカオオアリの女王蟻を見つけました。
さすがムネアカオオアリ、トビイロケアリの女王蟻とは段違いの大きさです。
さっそく指で羽をつまみあげて部屋に持ち帰り飼育してみることにしました。
2017-06-19 卵を一個産んでいるのを発見
朝起きてムネアカオオアリ女王の様子を見てみると、卵を1個産卵していました。
大抵、女王アリは羽を落としてから産卵を始めるのですが、このムネアカオオアリの女王は羽を落とさずに産卵していたので、こんなこともあるんだと勉強になりました。
2017-07-20 卵も増え、幼虫も大きくなりました
アリの様子を記録していなかったので、一月ほど間が空いてしまいました。
増えた卵は順調に孵化して幼虫となり、幼虫も結構な大きさに育ちました。
そして女王は未だに羽を落としていません。
さすがムネアカオオアリ、図体がでかいだけあって幼虫もかなりのサイズでとても観察しやすいです。
夜中、マンションの非常階段で捕獲してきたクサカゲロウ科?っぽい虫を2匹与えてみたところ、捕まえてバリバリと食べていました。
次の日に幼虫を見てみるとお腹の部分が茶色く色づいていたので、女王アリが吐き戻したものを幼虫に食べさせたと思われます。
このあとしばらく毎日同じ虫を入れてみましたが、もう十分満足したのか食べずにゴミ置き場に持っていくだけでした。
2017-07-26 一部の幼虫が繭を作った
仕事から帰ってきてみると、一部の幼虫が繭を作っていました。
一部繭の糸に他の幼虫や卵が巻き込まれていましたが、女王があとからちゃんと吸収した模様。
孵化からおおよそ一月ほどで繭を作って蛹になるようです。
大型なので見ていて楽しいムネアカオオアリ
いままで小さいトビイロケアリしか育てたことがなかったので、国内のアリの中では大型のムネアカオオアリを育ててみるとその大きさの違いに驚きます。
ルーペを使わずとも卵や幼虫の様子であったり、捕食シーンがはっきりと観察できるので、育てていてとても楽しい。
石膏でアリの巣を鋭意製作中。完成が見えてきました。 pic.twitter.com/PbM3jwPaQW
— mad (@madhatter8708) 2017年7月3日
ワーカーが羽化したら自作の石膏巣(制作過程は後日ご紹介します)に引越しさせようと思います。